有能な人物というのは仕事において優先順位を知っており、より効率よくこなしていきます。
仕事ができる、できないというのは生来の能力も関係しますが、多くは経験によって磨かれてきた意識やノウハウによるものが多いです。同じ能力の持ち主で考えてみると、新入社員とベテランでは後者の方が有能であり、これは経験の差であると言えるでしょう。
キャリアアップをして管理職を目指すなど目的がある場合、大切なのはコツを掴んでいくことで、まずは観察してシミュレーションするところからはじめてみるといいかもしれません。
その際には理想とする上司、先輩を参考にしてみるのが良く、学ぼうとする積極的な意思があると、何も考えないで行うよりも吸収や理解が良くなります。
入社した当初のスタートラインは誰もが同じですが、そこから自分がどのように対応していくのかによって速度が異なってくるでしょう。
与えられた作業の中で優先順位を考えて取り掛かっていくのはベテランからすると当然ですが、見極める目が養われていないと厳しいものがあるはずです。
スキルアップも大切ですが、何から優先して行っていくのかを考えながら作業するのも必要で、合わせて学んでいかなければいけません。
どちらか一方だけ優れていても意味がなく、有能さというのは与えられた仕事以上の成果を上げるところにあるのです。どちらも意識して学んでいくことで、結果として仕事の覚えも早くなり、より的確な仕事の作業効率を考えることができるでしょう。